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平成26年12月21日 第1回脳死下臓器摘出シミュレーション実習を実施しました。

 スナック 2014年12月21日 7.JPG平成26年12月21日(日)、神戸ポートアイランドにある、神戸医療機器開発センター(MEDDEC)にて、豚を用いた、死体からの肝臓摘出シミュレーションを行いました。

 まず、京都大学肝胆膵移植外科の藤本康弘講師により、スライドと配付プリントによる、臓器摘出の手順と骨や注意点に関して、実際の経験に即した講義を拝聴し、その後実習に移りました。実習室では、MEDDECの運営管理を行う、株式会社アイビーテックの獣医などメディカルスタッフが、1回に2頭ずつ、入れ替えて合計4頭の豚を、麻酔から準備して実習をサポートしました。

 手術の実習では、藤本講師、長崎大学の曽山明彦助教、及び、熊本大学の阪本靖介准教授が指導スタッフとなり、履修生4名が、各1頭の豚を執刀して、実際の脳死臓器摘出に即した肝臓摘出を行いました。胸部臓器や膵臓、腎臓など他臓器摘出との関係も含めて現場での細かい留意点が確認されながら、約4時間かけての実習が終了しました。今回はそれぞれが実際に1頭ずつ執刀できるという濃密な実習環境のもと、各履修生は、講義内容を確かめるように手順を追って摘出手技を学びました。

 なお、今回使用されたスライドや配付資料は、教育資料としてアップしていく予定ですので、実習の後日でもご参照いただけるようになりますのでご利用下さい。

 

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