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平成29年2月20日 第11回web病理診断検討会を開催しました。

今回は、熊本大学、金沢大学から各1例を提示いただき、羽賀教授のコメントをいただきました。まとめは以下の通りでした。

1.熊本の症例

PBCの移植:後区域移植術後1年経過中の、黄疸発症例。胆管狭窄合併。

術後1年間で計3回の生検があるが、門脈域にあまり所見のない、中心静脈周囲の細胞浸潤がだんだん顕著になってきた。このような所見は、以前は術後早期には少ないと考えられてきたが、最近は早期にもあり、全く炎症細胞浸潤が無い場合には循環障害も考慮すべきだが、最奥浸潤や脱落があるときには、門脈域に所見が乏しくても拒絶反応と判断すべき。→ late onset rejection

 

2.金沢の症例:FAP肝移植後の、トランスアミナーゼの上昇を伴わない、高度の脂肪肝。

拒絶の所見はない。病理学的にその成因を確かめるのは難しい。肝不全を危惧したが、術後4ヶ月くらいで軽減してきた。術後の下痢の持続や食事摂取の低下が原因ではないかと推察される。→FAP特有の問題か。

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