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平成29年5月15日 第13回Web病理診断検討会を開催しました。

今回の検討会には、岡山大学および長崎大学から、各1例ずつをご呈示いただきました。京都大学病理部の羽賀博典教授から、下記のとおりまとめのコメントをいただきました。今回も貴重な診断をどうもありがとうございました。

<岡山大学症例>急性拒絶反応を繰り返し、2回目の肝生検では胆管障害もあり初期の慢性拒絶も疑われる。その後の肝機能異常に伴う3回目の肝生検では炎症細胞浸潤が残存し、C4d染色の染まりも強く、なんらかの抗体関連拒絶を合併した像へ移行している。

<長崎大学症例>繊維化があり、胆管障害もある。この組織だけからでは胆管合併症が鑑別に上がる。しかし、臨床的に胆管合併症がなく、原疾患がPBC+AIH合併例であることを考えると原疾患の再発という組織として矛盾しない。

以上

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