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平成29年10月1日 本年度の第1回ブタを用いた臓器摘出・移植シミュレーションが開催されました。

本年度は、当初福島県の施設での開催を予定しておりましたが、準備が整わず、例年通り神戸の実験施設にての開催となりました。外科履修生は、1-3年生 計6名が参加されました。

今回は日本臓器移植ネットワークの3名のコーディネーター(中山恭伸チーフコーディネーター、清水聡子コーディネーター、島野祐介コーディネーター)が参加され、実習の前に、中山様からネットワークのドナーコーディネーターの立場から、臓器提供現場での具体的な段取りや守るべき取り決めなどが講義されました。成育医療研究センター移植外科の阪本靖介先生からは、豊富な経験から、外科医の視点での現場でのポイントがわかりやすく講義されました。京都大学肝胆膵移植外科の八木真太郎先生からは豚の肝摘出、移植手術における実際的な注意点などが講義され、最後に、今回特別に参加された、慶応大学の小林英司先生から、実習で使う予定のVVバイパスについてのお話しと、付随して、移植手術の模擬を見学したいとのことで、複数の企業のかた(シャント、顕微鏡、映像システム、動物実験施設関連)のご紹介がありました。企業参加を含めた、本プログラム5年終了後の方向性も示唆されました。

実習では、熊本大学の山本先生のアレンジで、阪本先生、八木先生が指導者となり、2チームに分かれて、合計4頭の豚を用いて、摘出と、生存を期した移植手術のシミュレーションを行い、午後6時過ぎに終了しました。

なお、実習前の講義の部分は、彩プロダクションに来ていただいて録画をしましたので、編集の上、早急にHPの教材にアップいたします。今後の豚実習の予習に使っていただくようにいたします。(文責 猪股裕紀洋)

当日のスナップはこちら➡

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