平成30年度の総括
履修生の声
外科履修 修了生1
病理検討会、ELITAの分割肝移植コース、各学会の共催企画に参加した。
自施設にとどまるが、肝移植手術の執刀を行って来た。
Web病理検討会には、緊急手術で不参加の1回を除いて、7/8参加した。毎回、各施設から興味深い貴重な症例提示があり、各症例の臨床的解釈と、病理診断を学ぶことができた。今後の肝移植術後治療戦略構築に役立てたい。
また、本年度、予め、検討会の前に症例の内容が伝えられたことはとても有効で、症例の要点をつかんで、的を絞っての検討と質問ができたのは良かった。難診断、治療難渋症例について、供覧によって他施設からの方針教示をいただき、実臨床に応用することができた。
ESOTのコースについては、9月9−10日の二日間、ベルギーのゲントで開催されたものに出席した。1.5日の座学と、0.5日の実習からなるものだった。座学では、分割肝移植の成績とそれを基礎にした適応の変遷、現時点での各国の分割肝移植の位置づけ、に加え、実技前に、手技、解剖学的な注意点、pitfallななどを学んだ。実習では、1実習生につき、保存されているヒト実肝臓一つが与えられた。二人の実習生に1名のインストラクターがつき、つきっきりで実習指導をうけることができた。欧州人の肝臓で大きかったが、実際の脳死肝移植で扱うものと同一のものを対象に実習できて非常に有意義であった。
(後の質疑で)履修生の参加を含め、日本人の参加が10名程度であり、また講師陣にも日本の外科医が含まれた。主には欧州各国からの参加者であった。全体では60名程度の参加であった。
履修における臨床手技としては、小児生体肝移植で5例のレシピエント手術を執刀した。胆道閉鎖症4例、急性肝不全が1例であった。手術時間は 5-10時間、出血量は平均200ml程度であった。冷阻血、温阻血時間ともに、30分程度でできていた。手術合併症無く、全例軽快退院となった。
本プログラムを通して学んだことは実際の臨床に活かすことができて、非常に有意義であり、感謝している。
一臨床医としては、バーチャルスライドを用いての病理検討会ができるようになったことをとてもありがたく思っている。治療方針の難渋や病理診断について悩む症例については、今後も病理検討会を継続していただきたいと思う。また、今回、欧州でご遺体の肝臓を用いての実習を体験したが、例えば、自分の患者さんからも「自分の死後に体を活かしてくれ」という希望を聞くこともあり、再移植における移植後肝臓の摘出手技などには活かせるわけであり、それにとどまらず、本邦でも、死体を用いた手術手技トレーニングの道が開かれればと思う。
外科履修 修了生2
私は、小児外科医である。肝胆膵外科医ではないが、小児外科医として、胆道閉鎖症の治療は避けがたく、その外来診療や、また自科での当該疾患の肝移植で自分が関与することができるように履修を始めた。すなわち、小児外科医として肝移植の知識を高め、肝移植の手技を修得したいと思ったからである。今回、3年履修の最終年にあたり、3年の報告をしたい。
3年間で、自施設の生体肝移植に39例参加した。脳死肝移植にも3例参加した。小児肝移植としては、シトリン欠損症、胆道閉鎖症、アラジール症候群などの移植に参加できた。
この3年間の学会研究会などにおける共催企画への参加も蓄積し、2016年の急性肝不全研究会共催パネルディスカッションで発表、2018年のMeet the Expertセミナーでは、当科の肝静脈再建の工夫について発表した。2019年にも同セミナーに参加し、発表ではなかったが種々学ぶ事ができた。実習としては、3年間で2回、ブタの実習に参加した。自施設での執刀経験はまだまだだが、このような動物での実習は非常に貴重な機会であり、今後の自分の臨床にも活かせると思う。
また、昨年の欧州の分割肝実習にも参加した。小児外科にとって、分割肝移植は関連が強いこともあり、実肝臓を用いた手技の実習は非常に貴重な経験であった。
他施設見学はこれまで2回行った。特に小児肝移植を体験できた、成育医療センターでの経験は貴重であった。
3年間を通じて、他施設での手術の経験や動物でのシミュレーションによって、手技の修得に貴重な経験を得ることができた。また、同じような境遇にある若手外科医との交流を強めることができたのも貴重である。今後も、小児外科の基礎に立ち、移植手技の修得を続けたいと思っている。
外科履修 修了生3
本年度の他施設研修は、長崎大学にお世話になり、また郡山でのブタの実習に参加させていただきました。結局、3年間の豚実習5回中4回に参加させていただきました。自施設では肝移植を現在していないので、貴重な機会として動物でのシミュレーションに参加させていただいた。このような実習を通して、自分は肝胆膵外科医であるが、血管吻合などの手技の向上につながったと思っている。11月の、東京での、肝臓内視鏡外科研究会での共催プログラムにも参加した。また、12月8日のマイクロサージャリーハンズオンにも、自施設での肝移植再開が目前でもあり、実際に備えた貴重な経験として参加した。Meet- the- Expertにも本年度も参加し、胆道外科にも共通する話題である胆道再建について発表した。長崎の他施設研修では、前日の患者説明から同席させていただき、また手術では、ハイブリッド手術を体験させていただき、ICUに入るまでを見させていただいた。自施設では5年の空白があり、昨年の熊大の見学とともに勉強になった。
自施設からは、自分を含めて3人が履修した。肝移植再開に向けて厳しいハードルがあったが、他施設で実習、体験することを積み重ね、院内での再開の承認にこぎ着けた。
自分自身は、この間、術者として肝胆膵外科の手術に従事し、また、膵臓移植の術者も経験した。3年間勉強させていただき、肝移植再開を目標にしてきて、実際に再開準備ができた。すでに以前の経験者がいない状況であり、これから実際の再開に向けてさらにご支援をいただければと思う。3年間、ありがとうございました。
外科履修 修了生4
3年間、自施設で9例の生体肝移植を経験した。レシピエントの全肝摘出、静脈片摘出の助手、バックテーブルの執刀、行った。また、血管吻合胆管吻合の第一助手を務めた。中でも、このSNUC共催のマイクロセミナーにも積極的に参加し、自施設での顕微鏡下動脈吻合を執刀した。
他施設の実習では、3年間で4施設に行った。本年度は、長崎大学でハイブリッドドナー手術に参加させてもらった。各施設での、自施設とは異なる血管吻合や胆管吻合をみて、自施設の手術に活かしていけると考えている。
動物実習に関しては、福島のセンターでの実習に参加した。ドナー肝摘出とバックテーブルでの執刀、また血管吻合すべてで執刀を経験させてもらった。3年間通して5回参加し、自施設の臨床では経験できない執刀を経験することができ、手術手技向上に勉強になった。
セミナーに関しては、今年もMeet -the -Expert セミナーに参加し、他施設の手技の工夫、討議を通しての学びが多かった。自らも、自施設の発表を行い、質疑を通して学習を深めた。
学会参加では、肝移植研究会の共催プログラムへの参加、肝臓内視鏡外科研究会での共催シンポでの発表をそれぞれ行った。
また、ISEMの国際学会では、共催で行ったハンズオンセミナーについて発表してきた。
Web病理検討会に関しては、今年8回のうち、3回では症例提示を行った。いずれも、他施設の考え方も知ることができ、とても有意義なものであった。是非、継続いただければ、多施設間での難症例検討が可能になるので、是非継続をお願いしたい。
3年間を通してだが、実際の肝移植は、自他施設合わせて13回経験した。ブタの実習は全5回参加した。マイクロサージャリーハンズオンは自分自身が一番力を入れて参加してきた。各種講演会やセミナーなども4回参加し、web病理も3年間で25回も参加できた。移植関連の学会参加も8回にのぼり、この3年間で、このプログラムを通してたいへん貴重な経験をさせていただいた。心から御礼申し上げる。
外科履修 修了生5
3年間を振り返り、国内の手術研修を合計4施設で行った。ブタの実習は毎年1−2回参加し、執刀経験として非常に有意義菜ものだった。毎回同様なメンバー、同様なチューターから、同じような流れで指導を3年間にわたって受け、最初と比較して、次第に手技に慣れていっているなと言う実感を感じることができた。
学会に関しては、マイクロハンズオンへ参加したり、また、前回のMeet the Expertの参加では、見知った先生がたから細やかな手技の教えていただける機会となり有意義だった。Web病理検討会に関しては、自分が今年は国内で基礎研究に従事していたので参加できなかったが、病理の先生から詳しい説明が毎回あり非常に勉強になった。
海外研修として、韓国のSNUと、ESOTの分割肝移植コースに参加した。
3年間振り返ると、一番は、いろいろな施設の先生と横のつながりを構築できたのは大きいと感じる。また、講習会や国内実習を通して、病理やコーディネーターの話も聞くことができて、幅広い学びを得たと感じている。
課題としては、3年間という時間幅を考えずに、「時間ができれば研修に行く」というような場当たり的な研修や実習となってしまったきらいがある。自施設で症例が多くないので、早い時期からまとめて研修に多く行って基礎を身につけ、それから研修の幅を広げるというようなプランをたてれば良かったなと感じている。また、到達目標が漠然としていて、1年、2年、3年後どうなっているべきというビジョン無く3年が経った感じがしている。また仕方ないことだが、学んだ事を自施設で体現する機会が少ないので、今後さらに将来的に活かすようにがんばりたい。
外科履修生2年目 1
2年間の結果について述べる。
他施設実習では、3施設、長崎、京都、成育、に行った。長崎ではHALS,京都、成育では、これまで小児に関わることが少ないために小児に関わる勉強にいった。どの施設でも、自施設との手技や管理の違いについて学んだ。この実習を通して、先輩からは貴重なアドバイスをもらい、同世代外科医からは熱いパッションを感じることができた。
勉強会としては、Web病理検討会、ブタ実習、ISEMマイクロハンズオン、Meet- the- Expert に参加したが、自分としては、ブタ実習の評価が一番で、臨床上、執刀に関われないので、ブタの実習で手技の細かいところの考え方など多くを学ぶ事ができた。
海外実習ではESOTの実習に行った。欧州での臓器摘出に関する基礎学習の後、死体ヒト肝臓での実習でしっかり学ぶ事ができた。特に、術前のドナー管理の学習の印象が強く、日本で言われるのは呼吸循環やバゾプレッシンの投与などの知識だけですが、海外では、ステロイドや甲状腺ホルモンなどの内分泌管理にも行われていることに刺激をうけた。その帰途、I期生の高木先生が留学中である、オランダ一番の移植施設であるエラスムスメディカルセンターに立ち寄り、 高木先生の腎移植手術や臓器摘出を体験することができました。特に、MODの摘出に学生がついて行っているのをみて、驚き、移植医療の一般化を認識した。
履修を通して多くの出会いもあり、これからの移植医療に活かしたいと思う。
外科履修生2年目 2
これまで2年間で、手術実習、学術講演会、ハンズオンセミナー、ブタのシミュレーション、Web病理検討会、昨年のESOTコース(ライデン)に参加してきた。今年は、肝移植研究会での症例発表と共催企画参加した。病理検討会では症例が少なかったが、1例症例提示を行い、参加者から貴重な意見をいただいた。今年は多施設見学は2施設に行った。京都大学での葛西術後の小児肝移植を見学し、外科医としての手技や考え方を学んだ。12月には長崎でハイブリッドドナー手術を経験し、移植後の講義でも貴重な勉強ができた。同世代の外科医との交流も得ることができた。昨年に続き、今年もMeet the Expert に参加し、発表を行いまた合併症への対応もみていただき、情熱的な討議をしていただく機会ができた。
総括すると、他施設の先生との交流が大きな成果であるが、まだ実習経験が少なく、来年以降も継続したいと思う。
外科履修生1年目 1
日本肝移植研究会の共催企画への参加し、各施設の差を学んだ。Web病理では3回症例提示を行い、いずれも臨床上の難渋症例で、提示によって、貴重な意見をいただき、臨床に活かすことができた。成育医療センターでの手術参加も行い、初めての小児の生体肝移植を経験できた。福島のブタシミュレーションにも参加した。レシピエントでの肝摘出を行うことができ、実践的な手技の修得ができた。大阪でのMeet the Expert では術中胆管損傷2例の提示を行い、八木先生の講義や他大学の難渋症例の提示もあり、貴重な勉強ができた。
自施設では、生体10例の経験を行い、バックテーブルでの助手、胆道再建の助手、を担当した。
セミナーやMeet the Expert などの充実した講義や、ブタ実習など実際に即した経験をさせてもらい、肝移植の理解が深まった。また、他施設の先生との交流も深まり、貴重な情報を得ることもできた。他施設での実習からも、移植現場の場数を踏むことができ、いい経験になった。
外科履修生1年目 2
今年の活動報告として、9月に分割肝コースでベルギーのヘントに行き、その他、Web病理検討会、ブタのシミュレーション、Meet-the-Expert 等に参加した。ESOTのコースでは、座学と実習での肝分割、肝門部の脈管剥離を学んだ。海外の移植外科医の話を聞く貴重な経験ができた。昨年福島で行なわれたブタの実習では、初の参加であったが、レシピエントの血管吻合を中心に執刀させてもらえた。日々の臨床で上級医が行っていることを自身で体験でき、手技や手順を勉強させていただいた。Meet the Expert では、胆道再建のテーマで講演を聴き、多施設の実態、学会などでは聞けない細かいところも聞くことができた。Web病理検討会では、岡山担当が3回あり、主治医としてのプレゼンも行った。自施設での病理解釈や治療に苦慮している症例を供覧検討することができ、移植後の外来でのフォロー方針なども聞くことができてたいへん勉強になった。
1年を振り返り、良かった点は多施設の先生と交流を深めることができた点、臨床での手術や術後管理を行う上での知識技術を再確認できた点があげられる。
反省点として、時間がなくて他施設実習に行けておらず、次年度以降、参加したいと思っている。
外科履修生1年目 3
海外研修として、ESOTが主催した、11月のベーシックコースに参加した。3日間みっちりの座学をうけ、基礎的なこと、手技的なところでの議論が印象に残った。
(後の質疑で)参加者全体は20名程度と少なく、指導者は10名程度、多くは欧州からで、日本人は自分だけであった。
ブタ実習は今年初めて参加し、自分はドナー手術を担当した。大動脈や静脈に、どきどきしながらテーピングを行うような経験ができた。Meet- the- Expertでは、熊本大学における胆道再建の手技を供覧し、発表した。マイクロハンズオンにも参加し、顕微鏡を一人一台あてがわれてできるので、是非参加されたらいいと思う。手術見学は長崎に行き、肝硬変成人症例でのハイブリッド肝左葉移植をみることができた。レシピエントに関して、下大静脈を完全遮断下に再建が行われており、麻酔科医とのコミュニケーションのもときちんと行われているのが印象的であった。
病理履修生1
一番参加したのは、Web病理検討会で、その他、第36回日本肝移植研究会で肝移植病理検討会にも参加した。また、11月に京大羽賀先生のもとで病理のカンファレンス、実際の鏡検を経験し、また、ちょうど開催されたweb病理検討会にも羽賀先生ご指導のもと、参加した。実習2日目の朝には、内科外科合同のカンファレンスがあり、それにも参加できた。
病理検討会では、症例がPBC肝移植後の肝酵素上昇症例で、内皮炎と炎症細胞浸潤が強く、ACRと診断した。その後、治療により改善したが、また再上昇し、胆管炎の所見は不明瞭だったが、炎症の強さから、ACRと診断した。しかし形質細胞も多く、de Novo AIHではないかと病理医のなかで議論になり、検討会に提示した。羽賀先生から、門脈周囲のみならず、中心静脈周囲の炎症もあり、形質細胞が30%以上の様に多くはない、ということで典型的なde Novo AIHとはいえず、通常のACRではないか、と言う診断をもらった。このような難渋症例で、羽賀先生のようなエキスパートのもとで勉強ができ、また外科医と臨床経過を検討しながら議論ができたという点でも肝移植の生検材料診断における理解が深まったと考える。
また、肝移植のその他の炎症性疾患についての理解も進んだ。よって、学んだことが今後の診療に活かせると思う。
病理履修生2
第36回肝移植研究会で開催された肝移植病理検討会に出席し、病理学的な問題のある症例について学習した。事前に当該症例の鏡検が可能で、自分なりの診断をもって参加できたので、学習効果を高めることができた。
その他、開催されたWeb病理カンファレンスにはすべて参加し、特に熊本大学からの供覧があるときには全例、バーチャルスライドを診ながら当院としての診断、プレゼンを行った。
11月11−12日には京大病院での実習に行き、病理部のミーティングに出席、施設の見学を行い、その後、移植肝標本について羽賀先生の指導をうけ、臨床所見も踏まえながら、on the Jobトレーニング形式で勉強しました。谷口先生とともに様々な議論を行う、移植のみならず診断病理全体、地域医療上の課題などについての問題点などについても話をすることができました。
このプログラムを通して、肝移植病理、および移植一般についての知識考え方を多く学ぶ事ができたとともに、実際のプラクティスにおいて難しい点も非常に多く、今後も臨床病理相関を重要視しながら経験を積み重ねていくことの必要性を再認識した。多くの方にお世話になり、また御縁を得られたことを感謝する。今回この会議に参加できなかったことをお詫びする。今後、この事業を通して積み重ねられた知見がまとめることができれば、日本あるいは世界的にも類を見ない重要な資料となり得ると思っているので自分にできることがあれば何でも手伝いたいと思っている。
コーディネーターコース履修生
今年度の履修内容は、肝移植研究会の参加、研修会の参加である。他施設実習ができておらず3月中に実施予定である。
自分自身が肝移植病棟で勤務しており、ICに同席したり、当院の移植Coの、ドナーやレシピエントへの関わりを見学しており、長崎と他施設との、移植Coの業務の違いなどについて今後実習で学びたい。今回の主な学びは、web研修会によるものであり、各回の学びを簡潔に報告する。法律と倫理に付いての研修では、移植医療が恒に倫理的問題を伴っていることを念頭に、倫理的な配慮をもって患者家族に関わっていくことが必要であることを学んだ。移植後の患者は免疫抑制等治療を継続して行く必要があり、そのための医療社会福祉制度があること、またコーディネーターには術前より社会資源について患者への情報提供や調整が必要であるということを学んだ。肝移植の適応と疾患に関する研修では、コーディネーターも、病態など正確な知識をもったうえで患者家族に情報提供し、意思の確認を行いつつ、医療者とも情報共有しながらコーディネーションを進めていく必要があることを学んだ。肝移植の手術、術式、合併症の回では、生体移植、脳死移植、それぞれについてのコーディネーターの役割を学んだ。また、術式や合併症を詳細に学べたことで、私自身が看護師であり、日々の患者看護の中でその知識を活かすことができている。脳死肝移植における仕組み、海外との比較、の回では、脳死肝移植の現状や登録までの流れ、適応基準を学ぶ事ができた。脳死肝移植におけるコーディネーターの役割として、病状による申請や更新についても学ぶ事ができた。現時点では、研修会での学びがほとんどであるが、これらをもとに病棟看護師などを対象に、勉強会を開催し、知識の還元ができた。座学で学んだことを、他施設の実習を等して、より強固な知識としたいと思っている。