令和2年度

令和2年度の総括

本事業の実績・成果

履修生(年度当初)
外科V期生:三好敬之(長崎大学)、安井和也(岡山大学)、門久政司(熊本大学)
(年度中に行われたアンケートなどで、履修継続となっていたII期生仲田真一郎(千葉大)とV期生三好敬之(長崎大学)については、本務や進路などの関係で、履修中止となった。)

【履修内容と実績】

1.他施設実習
COVID-19の影響で移動制限があり、今年度の他施設実習実績は無かった。

2.臓器摘出・移植シミュレーション
通算第11回目 令和3年3月13日 於 神戸(履修生1名 門久)

3.学会・研究会における共催プログラム
第38回日本肝移植学会共催プログラム(Web開催 令和3年2月11日収録、同2月末日までオンデマンド配信):ワークショップ3「生体ドナーの合併症の現状」:SNUC-LT関係施設からも含めて10人の演者(うち履修生1名)による発表と逐次討論が活発に行われ、学会員である履修生全員を含めて、映像音声の記録が録画配信された。

4.Web病理検討会
肝移植病理検討会(Virtual slide system利用)2回開催
これまで通り、長崎大学サーバーからのvirtual slide供覧と、Webexを用いたテレビ会議システムを共用した症例提示と検討会が行われ、いずれも京都大学羽賀教授の診断とコメントをまじえて活発な質疑が交わされた。2回とも、全6施設から、外科医、病理医の参加があった。

 5.成果物
(1)HPでの教材の追加
・Webexテレビ会議システムを用いた、第28回から第32回のWeb病理検討会のテレビ会議録画映像を「講義」の項で、「病理医コースの臨床肝臓移植病理の理論」として個別にアップした。
・第38回日本肝移植学会での共催プログラム「生体ドナー合併症の現状」について、録画動画を主催者のご了解をいただいて提供をうけ、「講演会」の項に、特別発言を含めた11の発表につき、演題別にアップした。

(2)投稿論文
■雑誌「移植」特集 課題解決型医療人養成プログラム「国内初の、肝移植を担う医療人養成-6大学連携プログラム−」の成果 での以下5論文
・課題解決型医療人養成プログラム「国内初の、肝移植を担う医療人養成-6大学連携プログラム−」(略称SNUC-LT)について ―申請採択から、成果と課題までー
猪股裕紀洋 2020年55巻4号 p349-360
・SNUC-LT Program 外科履修生の成果と課題、キャリアパス形成
高木弘誠、杭瀬崇、楳田祐三、藤原俊義、八木孝仁
2020年55巻4号 p361-369
・肝移植件数が少ない施設における肝移植外科医養成プログラム(SNUC-LT)の有用性と課題
中沼伸一、蒲田亮介、岡崎充義、小畠慶直、高橋宏幸、牧野勇、林康寛、田島秀浩、高村博之、太田哲生 2020年4号 p371-377
・肝臓移植を担う高度医療人養成6大学連携プログラム(SNUC-LT)移植病理医育成コースとweb病理検討会について
釘山統太、江口晋 2020年4号p379-384 ・肝臓移植を担う高度医療人養成6大学連携プログラムにおよるレシピエント移植コーディネーター教育の成果と課題
梅谷由美、西島真知子、猪股裕紀洋  2020年4号p385-398
■Orthotopic liver transplantation of pigs using porto/caval-jugular shunt for research work or off-site training of young surgeon
Kadohisa M, Inomata Y, Kasamatsu H, Toraji S, Yoshimoto S, Kobayashi E.
Nature protocols 2021 (in press)  DOI: 10.21203/rs.3.pex-1445/v1

6.修了者
外科医コースV期生2名  
安井和也(岡山大学) 門久政司(熊本大学)

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